初日の視察 長岡京市「子どものショートステイ事業」
視察第1日目は、京都府長岡京市を訪れました。
ここは、平安時代、平城京から平安京に遷都される間の10年間、長岡京が置かれていた歴史ある旧都です。
子どものショートステイとは、保護者が病気、冠婚葬祭、出産、レスファイト(育児疲れ)などの理由で一時的に養育が困難になった場合に、一回の利用7日間以内で(やむを得ない場合は延長可能)養護施設等を利用して、宿泊で一時的に養育を引受ける事業です。
これまでに、保護者の病気や出産の為に利用され、ひとり親家庭などで周囲に育児の支援を得られず、子どもの養育に強い不安を抱えてる方の支援につながっているという事です。
また、今後の課題としては市内に受入れ施設がない事で、保護者が送迎をしなければならないなどの負担軽減を解消する為に、契約施設を増やし、周辺地域との連携をはかり、より利用し易くしていけるように努力していくという事でした。
さらに長岡京市では今後、「子どもの居場所づくり事業」にも意欲的に取り組む考えで、その中の1つとして「子ども食堂」の開設を京都府の補助金などを使い、市としても積極的に支援していきたいとのこと。
これは栃木県でも県の事業として今年度から実施される事業で、私の3月議会の一般質問のテーマでもあり、このような支援の必要な子供達を社会や地域で守り育んで行こうとする流れが、全国的に広まりつつあるのを実感出來、私自身もこの問題に益々力を注いで行こうと、新たな思いを胸に刻みました。
駅まで送って下さった女性の事務局員さんが道路に立ち、私達の乗る電車が見えなくなるまでいつまでも手を振り見送ってくれている姿を見て、市議会は市民の生活者のプラットホームであらなければならないと、その姿に教えられ、貴重な気づきを頂け感謝で一杯の視察初日となりました。